インプラント・ブリッジ・入れ歯を比較|歯を失った時の3つの選択肢
こんにちは。京都市西京区の佐々木歯科医院、副院長の佐々木継泰です。
歯を失ってしまった時、治療の選択肢は主に3つ。インプラント、ブリッジ、入れ歯です。「どれがいいですか?」と聞かれることが本当に多いのですが、正直に言えば「どれが一番」ということはありません。それぞれに明確なメリットとデメリットがあります。
3つの選択肢を比較する

ブリッジ
失った歯の両隣の歯を削って橋渡しのように人工歯を固定する方法です。保険適用が可能な場合があり、費用を抑えられるのが利点。固定式なので違和感が少なく、見た目も比較的自然です。
ただし健康な歯を削る必要がある。これが最大のデメリットです。神経を抜かなければならないケースもあり、神経を抜いた歯は枯れ木のような状態になって、将来的に歯根破折のリスクが高まります。また、一番奥の歯が欠損している場合はブリッジが作れません。
入れ歯
最も手軽に始められる方法です。保険適用で費用を大幅に抑えることができ、外科手術も不要。
デメリットは、噛む力が天然歯の20〜30%程度まで低下すること。バネ(クラスプ)が見えて審美的に気になる方も多い。バネがかかる歯には過度な負担がかかり、最終的にはその歯も失ってしまう——こうして入れ歯の範囲がどんどん拡大し、総入れ歯への道を歩んでしまうケースは少なくありません。
取り外しての清掃が必要で、嘔吐反射が強い方には長時間の装着が困難です。
インプラント
顎の骨に人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着する方法。隣の歯を削る必要がなく、独立した1本の歯として機能します。噛む力は天然歯に近く、見た目も自然。顎の骨が痩せるのを防ぐ効果もあります。
デメリットは、外科手術が必要なこと、自由診療で費用が高いこと、治療期間が3〜6ヶ月かかること。全身疾患がある方はリスクが高い場合があります。
どう選べばいいのか

当院の考え方
当院はインプラント専門医による治療を行っていますが、すべての方にインプラントを勧めるわけではありません。
お口の状態、全身の健康状態、生活スタイル、経済的な事情——こうしたことを総合的に考慮して、最適な方法を一緒に考えていくのが当院の姿勢です。
特に重要なのが噛み合わせの状態。歯ぎしりやくいしばりが強い方はインプラントが失敗するリスクが高いため、まず噛み合わせの検査を行うことがあります。以前の記事「顎関節症と全身の健康」でも触れましたが、噛み合わせの問題は歯科治療の成否に直結します。
金属アレルギーの方への選択肢
金属アレルギーが気になる方には、当院ではジルコニアインプラント(金属を一切使わないインプラント)にも対応しています。ブリッジの場合もメタルフリーのセラミック素材で作製することが可能です(クラウン110,000〜165,000円・税込)。
費用の目安

- ブリッジ: 保険適用の場合は数千円〜。自費セラミックブリッジの場合は上部構造の本数×110,000〜165,000円程度
- 入れ歯: 保険適用の場合は数千円〜
- インプラント: シミュレーション55,000円+治療費(症例により異なる。当院の症例では2本で約126万円)
すべて税込。インプラントは自由診療のため保険適用外ですが、医療費控除の対象になる場合があります。
当院のインプラント治療の詳細もご覧ください。桂駅周辺・西京区にお住まいの方は、担当歯科医師のプロフィールもあわせてどうぞ。
治療についての重要事項
- 治療内容: 歯の欠損に対する補綴治療(インプラント・ブリッジ・入れ歯)
- 費用: インプラントはシミュレーション55,000円〜(税込・自由診療のため保険適用外)。ブリッジ・入れ歯は保険適用の場合あり
- 治療期間: インプラント3〜6ヶ月、ブリッジ1〜2ヶ月、入れ歯2〜4週間程度
- リスク・副作用: インプラントは外科手術に伴うリスクあり。ブリッジは健康な歯の切削が必要。入れ歯は噛む力の低下や違和感の可能性あり。
- ※自由診療は公的医療保険が適用されない診療です。
- ※治療効果には個人差があります。
佐々木歯科医院
副院長 佐々木 継泰
- 国際顎頭蓋機能学会 日本部会 認定医
- 国際顎頭蓋機能学会 マスター
- 京都歯科医療技術専門学校 運営委員
- 京都市立大枝小学校 学校医
075-391-1460